1分でわかる国家試験対策
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【問題】一般臨床
慢性腎不全患者の血清中で低下するはどれか。
1　リン
2　カリウム
3　カルシウム
4　クレアチニン

【解答】
○3　カルシウム

【解説】
慢性腎不全とは、慢性的な腎疾患により、腎臓の機能が数ヶ月〜数年かけて徐々に悪化する病態(症状)である。
代表的な原因疾患には、糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎、腎硬化症、嚢胞腎などがあるが、これらを含むすべての腎疾患が慢性腎不全の原因になりうる。一般には、血清クレアチニン値2〜3mg/dl以上を慢性腎不全という。治療をしなければ症状は確実に進行し、予後不良となる。

<症状>
慢性腎不全では、尿毒素・水分・ナトリウムの貯留や電解質異常により、以下のような症状を引き起こす。
(1)循環器症状:全身性浮腫、肺水腫、胸水、心不全、心嚢液貯留、高血圧、不整脈など
(2)電解質異常:高カリウム血症、低カルシウム血症など
(3)造血機能低下:(エリスロポエチン産生低下による)貧血など
(4)神経障害:中枢性および末梢性の神経症状など
(5)消化器症状:吐き気、嘔吐、食欲不振など
(6)意識障害:けいれん、昏睡など

【引用URL】
https://www.kango-roo.com/word/9540

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