1分でわかる国家試験対策
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【問題】一般臨床
筋萎縮性側索硬化症の症状はどれか。
1　筋固縮
2　構音障害
3　膀胱直腸障害
4　手袋・靴下型感覚障害

【解答】
○2　構音障害

【解説】
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は進行性の神経変性疾患で大脳からの運動の命令を筋肉まで伝える運動神経が選択的に障害され変性・死滅するため、全身の筋肉が次第に萎縮していく原因不明の疾患(運動ニューロン障害)。感覚神経・自律神経・脳の高度な機能などの運動神経以外はほとんど障害されない。50歳代の男性に多い。症状はなんの前兆もなく、手足に力が入らなくなり、筋肉がやせていく(筋委縮)。何もしていないのに筋肉が自然にピクピクと動く筋線維束れん縮で気付くこともある。
寝たきり状態になっても、く褥瘡、膀胱直腸障害、外眼筋障害が出にくいのも特徴である。(陰性徴候)

典型例では、片側の手か足の先に力が入らなくなり、次第に全身へと広がる。
手が扁平(猿手)な感じになったり、足ではつま先が上がらなくなったりする。
口や喉の筋肉が障害されると、ろれつが回らずうまく喋れなくなる(構音障害)。食事でむせ込む嚥下障害や咳が出るようになる。呼吸器が障害されると呼吸がしにくくなり、痰も出しづらくなる。

【引用URL】
http://sorairo-net.com/igaku/nou/kinishukuseisokusakukoukashou.html

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