次の症例について、問題159、160 の問いに答えよ。「52歳の女性。右側の表情筋麻痺で来院。同側の額のしわ寄せは不能で、涙液減少、聴覚過敏、味覚障害、唾液分泌障害を伴う。」 後遺障害として出現の可能性が最も高いのはどれか。
- ワニの涙
- 眼球陥凹
- 眼瞼下垂
- 共同偏視
解答・解説
正解:1
顔面神経麻痺(特に膝神経節より中枢側の障害で唾液分泌障害などを伴う重度例)において、神経が再生する過程で迷入(過誤支配)が起こり生じる後遺症を選びます。
○ 1. ワニの涙
食事の際に唾液が出る代わりに涙が出てしまう「ワニの涙症候群(食事性流涙)」は、顔面神経麻痺の代表的な病的共同運動(後遺症)の一つです。
✕ 2. 眼球陥凹
ホルネル症候群の症状です。
✕ 3. 眼瞼下垂
動眼神経麻痺やホルネル症候群などでみられます。顔面神経麻痺では逆に「閉眼不能(兎眼)」が生じます。
✕ 4. 共同偏視
脳血管障害などでみられる眼球運動障害です。
この解説は大規模言語モデル(LLM)を用いて作成されています。成書等と照らし合わせての学習を推奨します。