次の症例について、問題85、86の問いに答えよ。「30歳の男性。右手小指のしびれを主訴に受診。手関節の可動域制限はないが、右肘関節の屈曲可動域は120度であった。幼少期に右肘関節骨折の治療歴がある。」身体所見上認められるのはどれか。
- 肘関節屈筋力低下
- 外反肘
- 下垂手
- 猿手
解答・解説
正解:2
✕ 1. 肘関節屈筋力低下
主訴は小指のしびれ(尺骨神経領域)であり、肘屈曲筋(上腕二頭肌など:筋皮神経領域)の麻痺は伴いません。
○ 2. 外反肘
幼少期の上腕骨外顆骨折などの変形治癒として、生理的外反が増強した「外反肘」が生じることがあります。これにより尺骨神経が慢性的に引き伸ばされ、成人になってから麻痺が出現する「遅発性尺骨神経麻痺」の典型例です。
✕ 3. 下垂手
手首が垂れ下がる下垂手は「橈骨神経麻痺」の症状です。
✕ 4. 猿 手
母指球が萎縮する猿手は「正中神経麻痺(低位)」の症状です。尺骨神経麻痺では、MP関節過伸展・IP関節屈曲となる「鷲手(わして)」変形が生じます。
この解説は大規模言語モデル(LLM)を用いて作成されています。成書等と照らし合わせての学習を推奨します。