2024年(第32回)鍼灸師国家試験 問題 153(解答・解説)

問題 1532024年総合問題午後

次の文で示す症例について、問題153、問題154 の問いに答えよ。 「45歳の女性。職業は美容師。主訴は右上肢全体の持続的なだるさ。腱反射は正常。ライトテストは陽性。ジャクソンテスト、アドソンテストはともに陰性。」病態について最も適切なのはどれか。

  1. 血流障害はない。
  2. 握力低下はない。
  3. 髪をカットする姿勢で症状誘発。
  4. 空を見上げると症状誘発。

解答・解説

正解:3

症候分析:
* 美容師(腕を上げる作業が多い)、ライトテスト(過外転テスト)陽性 → 「胸郭出口症候群(小胸筋症候群/過外転症候群)」
* ジャクソン(頸椎)、アドソン(斜角筋)陰性

✕ 1. 血流障害はない。
胸郭出口症候群は神経だけでなく、鎖骨下動脈・静脈も圧迫されるため、血流障害(冷感、蒼白など)を伴うことが多いです。ライトテスト陽性は橈骨動脈の拍動減弱・消失をみるものであり、血流障害を示唆します。

✕ 2. 握力低下はない。
神経圧迫により握力低下が生じることがあります。

○ 3. 髪をカットする姿勢で症状誘発。
美容師が髪をカットする際のような「上肢を挙上・外転する姿勢」は、小胸筋下間隙で神経血管束が圧迫されやすく(過外転)、症状が誘発される典型的な動作です。

✕ 4. 空を見上げると症状誘発。
これは頸椎伸展動作であり、頸椎症や斜角筋症候群で誘発されやすいですが、小胸筋症候群の特徴的誘発動作ではありません。


この解説は大規模言語モデル(LLM)を用いて作成されています。成書等と照らし合わせての学習を推奨します。

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