2021年(第29回)鍼灸師国家試験 問題 157(解答・解説)

問題 1572021年あん摩マッサージ指圧理論午後

次の文で示す症例について、問題157、問題158 の問いに答えよ。「54歳の男性。数日前から左耳に痛みがあり、しばらくしてから外耳道に水疱が出現した。同側の表情筋の麻痺と聴力の低下を伴っている。」最も考えられる疾患はどれか。

  1. ベル麻痺
  2. 脳幹梗塞
  3. 聴神経腫瘍
  4. ラムゼイハント症候群

解答・解説

正解:4

顔面神経麻痺の鑑別診断です。

症状:
耳痛・外耳道水疱:帯状疱疹ウイルス(VZV)感染を示唆。

顔面神経麻痺:
表情筋麻痺。

聴力低下:
内耳神経(聴神経)への波及。

診断:
これら3徴(麻痺、耳介帯状疱疹、聴神経症状)が揃うのは「ラムゼイハント症候群(ハント症候群)」です。

✕ 1. ベル麻痺
特発性(単純ヘルペスウイルス関与説が有力)ですが、水疱や難聴は通常伴いません。

✕ 2. 脳幹梗塞
交代性麻痺や意識障害などの重篤な中枢神経症状を伴います。

✕ 3. 聴神経腫瘍
緩徐進行性の難聴が主で、急性発症や水疱形成はありません。

○ 4. ラムゼイハント症候群
水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化によるもので、ベル麻痺より予後が悪く、早期の抗ウイルス薬投与が必要です。


この解説は大規模言語モデル(LLM)を用いて作成されています。成書等と照らし合わせての学習を推奨します。

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