次の文で示す症例について、問題83、問題84の問いに答えよ。「70歳の男性。約20年前に2型糖尿病と診断され薬物治療を受けている。最近急に複視が出現した。正中視で右眼は外転位をとっている。対光反射は異常なく眼瞼下垂もない。」障害されている脳神経はどれか。
- 視神経
- 動眼神経
- 滑車神経
- 外転神経
解答・解説
正解:2
症状:「複視」「右眼の外転位(内転不能)」。これは内直筋の麻痺を示唆します。
内直筋を支配するのは「動眼神経」です。
ただし、通常、動眼神経麻痺では「眼瞼下垂」や「散瞳(対光反射消失)」を伴うことが多いですが、本症例ではそれらがありません。これは糖尿病性ニューロパチーによる動眼神経麻痺の特徴です(後述)。
✕ 1. 視神経
視力・視野に関与します。
○ 2. 動眼神経
内直筋、上直筋、下直筋、下斜筋、上眼瞼挙筋、瞳孔括約筋を支配します。麻痺すると外直筋(外転神経)の作用で眼球は外転位となります。
✕ 3. 滑車神経
上斜筋麻痺により、眼球は上内方へ偏位します(下を見ると複視増強)。
✕ 4. 外転神経
外直筋麻痺により、眼球は内転位となります。
この解説は大規模言語モデル(LLM)を用いて作成されています。成書等と照らし合わせての学習を推奨します。